受験体験記 Class of 2023
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[名前] S. Y.
[入学年次] 2022年
[社費/私費] 私費
[受験時年齢] 30歳
[職歴] 総合商社8年
[最終学歴] 国内国立大学学部卒
[海外経験] 東南アジア英語圏2年(ですが、純ジャパで絶賛英語に苦労してます!)
[Saïd出願時期] R2
[受験校] HEC Paris、Oxford
[合格校] HEC Paris、Oxford
[カウンセラー] Ed(メイン)、Matthew、Nish
[GPA] 3.4
[卒業後進路] 未定
1. はじめに / Why MBA, Why Oxford?
①フィリピン駐在中にMicrofinance事業を立ち上げた際に、現地合弁パートナーの幹部・現地社員とお仕事する中で、ビジネスパーソンとして至らなさを痛感。このまま同じ会社にいると、自分は変わらないと思った為、環境を変えたかった。
②駐在中のMBA取得者との出会い(合弁パートナーのマネジメント、プライベートでのつながり)を通じて、MBAの経験がビジネスパーソン・人としての成長につながりそうと感じた。
③上記事業を立ち上げた際に途上国の貧富の差の大きさを目の当たりにして、ショックを受けた。ビジネスで貧富の差を解消できたらと思い、social business系に強いOxford MBAを志望。
④余談ながら、個人的に幼少期からラグビーをしており、ラグビー発祥の地で歴史あるラグビー部でプレーしたかったから。
2. TOEFL/IELTS
元々TOEFLを半年ぐらい勉強していたが、伸び悩みIELTSに切り替え。IELTSのRとLは設問タイプや量・単語・文章の難易度共にTOEFLより簡単な為、安定して7.5以上は取れた。SとWはTOEFLと試験・問題形式が異なる為、別途対策が必要だった為、SとWに軸足を置いて勉強した。
①Reading & Listening
元々TOEFLのTPOで勉強。TOEFLで27-28点はコンスタントに取れるようになっていたので、IELTS用の対策はOG以外ほとんどしていなかった。
②Writing
元ExaminerであるKevin著の「スコアに直結!IELTS徹底対策テキスト&問題集 」にて問題形式を理解した後、Kevinの添削を受けたが、Kevinの添削・レッスンではコツが見出しずらかったことと、料金が高かったことから、IELTS answers.comのMike(元examiner)とNishに切り替え。添削の内容を基にbrush upした。
③Speaking
Mike、NishのPesonal lessonを受講。2人共、feedbackを文字に落として残してくれるので、復習の際に助かった。Mikeはたまに機嫌が悪いこともあるが、feedbackの質が高い印象。Nishは生徒をmotivateするのが上手な、ナイスガイ。独自のSpeaking攻略法が、S7.5の要因になったと分析している。Sのスコアアップで伸び悩んでいる方は、Nishのlessonをお薦めしたい。5か月間ほど6.0で燻り続けたが、偶然一度だけ7.5が出たことで、Oxbridgeの出願要件を満たした(厳密にはSで7.5をとった回のWは6.5だったので、出願要件である全セクション7.0はクリアできなかったが、過去数回Wで7.0をとっていることをOxfordのAdmissionに説明の上、了解を得た)。
3. GMAT/GRE
Verbal, Math=(152, 170) or(154, 169)でGMAT換算700点を目指した。
①Verbal
半分正解できれば、152-154点になる。問題形式はRCと単語問題が10問ずつで全部で20問。単語問題は純ジャパには手におえない難しさの場合があるが、RCはAffinityの解法でおおよそ解けるので、RCで7-9問、単語問題で1-3問取ることを目指した。上記の目標点を踏まえて、試験時間30分の内、25-28分をRCに、残り2-5分を単語問題の時間配分としていた。
②Quant
満点を目指すべく、とにかくミスを減らすことを重視。計算間違いや問題文を読み違えることが多かったので、検算をしたり、問題の前提条件と問われている内容を必ずメモすることで、ミスを減らす努力をした。人によってミスの傾向が違うと思うので、自分なりの工夫をされると良いと思う。
<勉強法>
最初に過去問を解いた際に、Verbalは自力では攻略法を見いだせないが、Mathは自力で行けそうという感覚を持ったので、VerbalはAffinityで解法を教わり、Mathはほとんど独学でやりました。
①Verbal
RC:
VerbalはAffinityのRC戦略クラスとVerbal演習クラスを受講して、内宮先生から解法と実践での解法の使い方を習得した後、問題演習で解法を習得。GMAT/GREのRCで明確に解法をお持ちなのは業界では内宮先生のみとの認識。問題演習はGMAT OGのRC、Big book(GREの旧OG。Web上で落ちてますので、各自探してみてください)のRC、GREのOGを使用。解法通り機械的に解くことを心掛けながら演習しました。結果的には7割ぐらいの正答率までは持っていけたと思う。
単語問題:
1-3問/10問合えばと思っていたので、簡単な問題を少ない時間の中で確実に拾えるよう心掛けた。内宮先生の授業にて最低限の解法を理解した後、単語のインプットと簡単な問題の見分け方・簡単な問題を確実に取ることを意識して演習。また、「TOEFLテスト英単語3800」の復習と「Instant Word Power」にて語源を徹底的に暗記。語源を勉強することで、単語の暗記効率が上がると共に、初見の単語でも凡そ単語の意味が類推できるようになった。
②Math
Manhattan、Big bookのRC、GREのOGにて満点or1問間違いを目標に集中して問題演習。
4. エッセイ
内容は、上述のMBAを目指すきっかけとなった海外駐在時の経験を中心に作成。
①カウンセラー
<Ed>
長年の経験を基に1人1人丁寧にカウンセリングしてくれる印象を持った。Clientの数が多いことと、Admissionとのパイプもあることから、豊富に情報を持っている。私の中でEssayの骨子を持っていたことと、典型的な海外駐在帰りの商社パーソンだったこともあり、スムーズにEssayを作成できた印象。インタビューについても、過去の質問の傾向から鋭い質問をしてくれたり、学校ごとの傾向に合わせた的確なアドバイスをくれた。
<Matthew>
インタビュー準備の際に起用。初回のカウンセリングで、1.5時間程ぶっ通しでインタビューのTipsを語り、2回目以降でインタビュー練習をするスタイル。「インタビュー≠日本における「面接」、インタビュー=会話」という点が印象深かった。インタビューカウンセラーとして起用する方が多く、過去の質問をよく研究して、的確なアドバイスをくれた印象。テンションが終始高く、カウンセリングを通じて元気にしてくれるナイスガイ(厚切りジェイソン)。
<Nish>
インタビュー準備の際に起用。インタビューカウンセラーとして起用する方が多い印象。MatthewとEdのやりとりを基にインタビューの想定問答集を作り、NishとはDeliveryの練習をした。Feeも他のカウンセラーより安く、アドバイスも的確なので、お薦めしたい。
②推薦状
直近の上司には合格するまで、MBA受験していることを黙っていたこともあり、過去の上司に依頼しました。快く引き受けてくれたことに、感謝しかない。ある程度内容の内容は推薦者と話した上で、文面はカウンセラーと作成。
5. インタビュー
カウンセラーからもらった過去の質問と自らのApplicationの内容を基に、想定問答集を作成。丸暗記はせず、エッセンスだけを覚えて、独り言やカウンセラーとのインタビュー練習でひたすら口に出して話す練習。練習を重ねると、暗記している感じが出るので、自然に話せる練習をした。
6. 最後に
この日本人サイトを閲覧されている方は何らの理由でMBA並びにOxford MBAにご興味を持たれていると思います。自分の経験を振り返って、MBAのプログラムやMBA中の生活は想像が沸きづらい部分があろうかと思いますので、疑問点等ありましたら、是非お気軽にお問い合わせください。
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[名前] A.H.
[入学年次] 2022年
[社費/私費] 社費
[受験時年齢] 30歳
[職歴] 7年
[最終学歴] 学部卒
[海外経験] イタリア留学(5か月)
[Saïd出願時期] 4th Round
[受験校] Manchester, Edinburgh, Cambridge, Oxford
[合格校] Manchester, Edinburgh, Cambridge, Oxford
[カウンセラー] Agos 岡田先生
[GPA]
[卒業後進路] 会社に戻る予定
1. はじめに / Why MBA, Why Oxford?
会社の規定上1年制の学校に絞りスコアメイクの状況を鑑みてカウンセラーと相談しながら、上記4校を受験しました。その中でsustanibility関連の授業が多くsocial impact labに興味があったのでoxfordに進学することを決めました。(受験後知ったのですがsocial impact labは別途アプライして選ばれないと受講できない仕組みで競争率が高いようです。今年は2回開講される予定ですが1st termは落ちてしまいました・・・受講したいクラスやプログラムの受講要件は事前に調べるべきだったと後悔しつつ、social impact lab以外にも興味深いプログラムがあったので結果オーライか・・・と思っています。)
2. TOEFL/IELTS
IELTSはLINGOでreading, listening, writingの対策を行いました。speakingはネットで見つけた質問でDMM英会話の先生と練習を繰り返しました。お恥ずかしい限りですがOA7.5を取るのに数年はかけたと思います・・・それぞれのセクションで7.0以上とれていなかったので出願後もスコアアップの度にアドミに連絡していました。
3. GMAT/GRE
Affinityの授業を取りつつ、Affinityで知り合った受験仲間と勉強会をしながら対策しました。12月時点でGMATのスコアが伸びず、Affinityの飯島先生と相談してGREも受験し2月末にOxfordの出願スコアを獲得しました。
4. エッセイ
エッセイカウンセラーはパッケージで申し込んだので残り回数を気にせずエッセイに取り組むことができたのは良かったです。基本的な方向性は他の3校と同じですが、MBA後のキャリアゴールがどうSocial impactにつながるかを特に意識してOxfordのエッセイは書きました。
5. インタビュー
Laurenさんという方にお願いしました。モックインタビュー後、上手く答えることができなかった質問の回答案を重点的に一緒に練るスタイルでした。明るくサポーティブな雰囲気が印象的でした。
6. 最後に
受験生活大変なこともあると思いますがお体にはお気をつけて走り抜けてください。
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[名前] R.I.
[入学年次] 2022年
[社費/私費] 社費
[受験時年齢] 25歳
[職歴] 外資系戦略コンサルティングファーム
[最終学歴] 学部卒(教養)
[海外経験] 学部時代にアメリカに一年間、韓国に半年間留学
[Saïd出願時期] 1st Round
[受験校] Oxford
[合格校] Oxford
[カウンセラー] メインはBryan。Edには一部情報共有などで助けてもらった。日本人には知られていないがSam Weeksは自身がOxfordのMBA出身ということもあり面接直前の準備で非常に役に立った。Oxford第一志望であればSamをメインにするのもありだと感じた。
[GPA] 3.9/4.0
[卒業後進路] 卒業後すぐは英国でもう一つ修士号を取得予定。社費留学のためその後は会社のロンドンオフィスに戻る予定。
1. はじめに / Why MBA, Why Oxford?
MBAの他にもう一つ修士号を取得しようと考えていたため、自然と1年制プログラムに候補が絞られ、英語圏以外には住みたくなかったのでOxbridgeだけが候補になった。CambridgeよりもOxfordのほうがSocial impactやSustainabilityに強みがあると感じ、Oxfordのみ出願した。実際入学してからも同級生たちにはSocial impactやSustainabilityにバックグラウンドのある人が多く、良い選択であったと感じている。
2. TOEFL/IELTS
TOEFLは学部時代に交換留学のために勉強した甲斐もあり、数日復習をして115点を取得して終了。日本の参考書は総じて内容の質がそれほど高くないので、100点を超えた辺りからは韓国・中国の参考書を活用するべき(私はHackersの参考書を活用)。満点を目指すような層向けに作られている参考書はほとんどすべて英語で書かれているので韓国語・中国語がわからなくてもそれほど問題ない。
3. GMAT/GRE
GMATについては学部の卒論を書き終えたあとに時間の余裕があったので2-3週間勉強し受験し700点を取得。もう一度受験しようかとも考えたがもともとHarvardやStanfordには興味がなかったのでこれで終了。GMATは5年間有効なので、コンサルティングファームや投資銀行などのProfessional firmに就職予定でMBAを2-3年位内に取得するつもりのある大学生・大学院生は卒論・修論提出後の時間をGMAT対策に使うのもありだと思う。
4. エッセイ
仕事から4週間ほどの休みを取り推薦状やエッセイなどの準備に費やした。大まかなプロセスとしては1)自分の経験の中でアピールできそうな内容をなるべく多く洗い出す、2)受験校のエッセイのお題に合わせてBullet pointで簡単にストーリーラインを作成、3)カウンセラーと30分ほどのセッションを行って壁打ちしブラッシュアップ、4)実際に英語で執筆、5)カウンセラーか英文校正業者に依頼して最終版に仕上げる、という流れを取った。(2-4はサイクルとして何度も繰り返した)
エッセイの内容と推薦状の内容はお互いに補い合うような内容になるよう気をつけた。例)エッセイでは定量分析に自信のある典型的な戦略コンサルタント、推薦状ではDE&I活動に積極的に取り組み、後輩へのコーチングに熱心な面倒見のいい先輩
5. インタビュー
インタビューはByranとSamをメインに計3度ほどMock interviewを行った。MBAのインタビューでよく聞かれるような質問と自分のこれまでの経験はExcelにまとめておき、2つを結びつけて話せるように練習した。SamはWhy Oxfordにうまく答える方法で特に参考になったので、Oxfordが第一志望なのであればエッセイでお世話にならなくても一度面接練習をしてみる価値はあると思う。
6. 最後に
MBAというとアメリカの2年制を考えている人が多いと思うが、OxfordのMBAのほうがいいと思う点がいくつかある。
①学費や生活費だけでなく機会費用も抑えられる。卒業後の1年分給料のことも考えるとアメリカのプログラムと比べて2000万円程度は費用の少ないオプションなのではないかと思う。
②家族帯同で来るのに非常に良い環境である。アメリカの大都市と比べてかなり治安がよく、また学生の配偶者ビザでもフルタイムで働くことができるため、配偶者がロンドンやオックスフォードで職を見つけることができれば追加の収入になるだけでなく相手のキャリア断絶を防ぐことができる。
③SustainabilityやESGの面での充実度。SustainabilityやESGの方面に興味があるのであれば授業内容、コーホートのバックグラウンド、社会や企業のセンシティビティの高さという意味でアメリカのMBAプログラムよりも良い環境なのではないかと感じる。
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[名前] K.N.
[入学年次] 2022年
[社費/私費] 私費
[受験時年齢] 33歳
[職歴] IT系企業10年
[最終学歴] 学部卒(商学部)
[海外経験] 学部時代にシンガポールに一年間留学(交換留学)
[Saïd出願時期] 4th Round
[受験校] Oxford, Cambridge
[合格校] Oxford
[カウンセラー] Lauren
[GPA] 3.2
[卒業後進路] 検討中
1. はじめに / Why MBA, Why Oxford?
Why MBA
①新卒以来一貫してマーケティング業務を中心にキャリアを積み、数社転職しながら直近までは部門長としてピープルマネジメントも行っていましたが、複数チームをマネジメントするより上位のポジションで成果を上げるためにはより経営的な視点及びマーケティング以外にも知見(特に戦略策定やファイナンス)を持つ必要があると感じました。
②これまでの業務の中で海外の社員と関わる機会も多くあった中で、日本人でないメンバーをマネジメントしていく、という点で課題を感じていた。
上記2点についてそれらを身近でうまくこなされていた先輩方がMBAホルダーだったこと、また上記についてこれまでのキャリア/業務の延長線上では効率的な解消は難しいと考えたことからMBA取得を考えました。
Why Oxford
①私費&家族帯同&機会費用の観点から1年制
②家族帯同という観点から英語圏
③多様性の観点から一定以上のクラスサイズ希望
④シンガポールは学生時代に交換留学で住んだことがあったため、住んだことがない地域希望
上記4つの条件からOxbridgeのみが候補になりました。
Oxfordは学生時代から尊敬している先輩がOxford MBA卒であったことや企業の社会的責任やインパクトスタートアップといったテーマに興味があったため受験しました。
2. TOEFL/IELTS
IELTS OA7.5(R8.0, L8.5, S7.0, W7.0)
IELTSで受験しました。学生時代に交換留学選考のためTOEFLを勉強し、社会人になってからも仕事でも英語を使う機会があったことから、IELTS初回受験でOA7.5でした。WritingのみOxford要件の7.0未満だったため、「IELTSスピーキング・ライティング完全攻略」という参考書とPlusOnePointの講座で1ヶ月ほど勉強したところ無事Writing 7.0も取得できました。
3. GMAT/GRE
GMAT 690 (V35, Q49)
GMATはとてもつらかったです。3月頃から着手し当初独学で勉強したものの10月頃になっても700点前後の目標点に届かなかったため、Verbalについては塾の講座を受講しました。YES(文法クラス、SC講座)とAffinity(Reading)はよかったです。QuantについてはTarget Test Prepがよかったです。結局GMATについては出願スコアを取れたのは年越しして2月になってしまったため、時間がかかる可能性も踏まえ早めの着手をおすすめします。
4. エッセイ
カウンセラーはLaurenに依頼し進めました。
学校によって求めている要素が異なるので、推薦状のフォーマットからそれを把握し、エッセイと推薦状のそれぞれでそれらをできるだけ多くカバーすれば大丈夫なのではないかと思われます。
5. インタビュー
カウンセラーから過去の質問等を集め、回答集を作った上で想定質問約1ヶ月ほど毎日誰かとモックインタビューをして準備しました。しかしながら本番はなぜかほぼ雑談のみでした。
6. 最後に
大学卒業から3年程度経った頃、当時在籍していた外資IT企業のアメリカの同僚たち(同世代から少し上まで)は多くがMBAに行っていましたが当時の私には行く価値が見いだせませんでした。そこから7年くらい経ってみて初めて今だなと感じ、実際に来てみると授業の予習をするだけでもこれまでの仕事との繋がりが見えて様々な発見があります。
授業が始まって1ヶ月ほど経ってみてOxford MBAについて以下が特徴的と感じています。もしご興味ご関心とマッチするようであればぜひご検討ください。
①社会的価値に対する関心:執筆時点でGlobal Rules of the Gameの授業中ですが、その他にもGOTO、Capitalism in Debateなどの全体的なカリキュラムだけでなく、各科目においても「社会に対する価値」というテーマでの講義が組み込まれている印象です。
②多様性:上記①の影響もあってかアフリカ諸国や非営利組織、政府など、いわゆるMBAに典型的ではないバックグラウンドの学生の比率が他のMBAプログラムよりも高いかと思われます。また、女性比率も世界のMBAプログラムの中でもトップクラスに高くなっています。(Class of 2023は48%)
生活面では妻と2人で来ましたが、Oxfordは治安がよく、みなさんとても親切なので暮らしやすいです。妻も無事パートタイムで仕事を見つけられたのでそれもよかったです。(妻のTOEICスコアは800弱)
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[名前] R.M.
[入学年次] 2022
[社費/私費] 私費
[受験時年齢] 29
[職歴] 自動車 経理財務・経営管理 8年
[最終学歴] 学部卒(経済)
[海外経験] 帰国子女 (英語圏5年)
[Saïd出願時期] 3rd round (1月)
[受験校] Oxford, Cambridge
[合格校] Oxford, Cambridge
[カウンセラー] Lauren, Ed
[GPA] 3.2
[卒業後進路] 未定
1. はじめに / Why MBA, Why Oxford?
Why MBA
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残り30年のキャリアをどう過ごしたいか、模索したい
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欧米や興味のある国際機関では修士号が一般的なので取っておいて損はない
Why Oxford
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Impact oriented program: Oxfordの”Solving world complex issues through business”というミッションが自分が探求したい分野とマッチしていた
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Oxford大学のMBA以外の学生と出会える
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1年制
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その他: Harry Potterの撮影地、イギリスが好き&非英語圏だと生活面が大変そう
2. TOEFL/IELTS
TOEFL 110 (R28, L30, S25, W27)
苦手分野(単語力、Writing、 Speaking)だけ補強した。教材は単語3800と official guideを使用した。作文が苦手なので、Writing、 Speakingはtemplateを準備して1か月ほど毎日練習をした。
3. GMAT/GRE
GMAT 710 (V36, Q50, IR8, AWA5)
GMAT official guideを読了、練習問題を半分ほど解いた。(1-2か月程度?) Prepで640点だったが、本番で下振れる人も上振れる人もいるのでとりあえず受験することを勧められ、受験したら710点だったので終了。AWAはGMAT clubというサイトに掲載されていたtemplateを使用した。
4. エッセイ
書き物がとても苦手なので苦しかった。
スコアが出てから(9月)MBA受験を本格的に考え始めたので、そこからの学校調べに時間を使ってしまった(10-11月)。 11月にはカウンセラーは埋まっている場合も多く、Edに泣きついてネタ作りを始めた。なかなか執筆が進まず、年末(12/30頃)にLaurenに泣きつき、1/10の出願までみっちり手伝ってもらった。 創作力に乏しいので、Laurenの手取り足取り一緒に内容を考えてくれるスタイルにとても助けられた。
もっと多くの学校への出願を考えていたが、essayが嫌すぎてOxbridgeの出願のみで終わった。
5. インタビュー
両行とも出願からインタビューまで1か月以上あいたので、中だるみした。過去問や先人のブログを参考にpersonal/behavariol question 40問ほどブレストした。Laurenと連絡が取れず、面接本番の2日前にEdにMock interviewをしてもらった。Cambridgeは教授と、Oxfordはアドミスタッフと、30分の面接だった。
6. 最後に
私費の場合大きな出費なので一大決心ですが、来てみると人生のオポチュニティが一気に広がって&毎日楽しくて、お金のことは気にならなくなりました。 受験大変と思いますが、ぜひ周り&OBOGsをうまく使って乗り越えられてください!
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[名前] T .U.
[入学年次] 2022年
[社費/私費] 社費
[受験時年齢] 32
[職歴] 化学メーカー 営業・マーケティング
[最終学歴] 学部卒 (理学部)
[海外経験] アメリカ・インド・欧州・中国を中心とした海外営業を約6年実施
[Saïd出願時期] 2nd
[受験校] Oxford, Cambridge
[合格校] Oxford, Cambridge
[カウンセラー] 友人の紹介でREVE Counselingを起用した。英語でのエッセイ深堀りに自信がなかったため、日本人、ネイティブ両方を1社でサポートしてくれる同社を選んだ。少々想定より値段が高くはなったが、総じてクイックレスポンスかつ丁寧なサポートであり、カウンセラーとの意見に違和感を感じることなくゴールできたため、とても良い選択だった。
[GPA] 3.1
[卒業後進路]社費留学生のため会社に戻る予定。CVCチームへの加入&欧州駐在を目指す。
1. はじめに / Why MBA, Why Oxford?
会社の規定で1年縛りだったため、その時点で欧州の数校に絞られた。その中で、在校生と繰り返し面談してOxbridgeは人の雰囲気が合いそうであったこと、子供を含む家族帯同での住環境が素晴らしいことから2校に絞った。両校合格後にどちらにするか本当に悩んだが、①OxfordはSocial Impactを重視しており、今の化学業界では間違いなく必要な視点であること、②日本人比率がCambridgeよりOxfordのほうが低く、より刺激がありそう、という観点でOxfordにした。
実際、①②は入学後に授業やクラスメイトとの交流においてOxfordの素晴らしさを感じる大きなポイントになっているので、良い選択だったと確信している。
2. TOEFL/IELTS
MBAを目指す前は英語力が低かったため1年半かけて7.5を達成した。7.0達成までに1年、7.5達成まで半年のイメージ。手順としては、最初に徹底的に単語力UPに時間を割いて、次にSpeakingとWriting、余った時間で、ReadingとWritingに取り組んでいた。後半の半年は、SpeakingとWritingのスコア安定化がキーになり、この2つに多くの時間を割いて、4月になんとか7.5を達成することができた。
3. GMAT/GRE
3月からAGOS総合コースに入りGMAT対策をスタート。
VerbalはAGOSに加え、AffinityのRCコースを単科で受けた。AGOSの中山先生はSC&CR中心のクラスで、RCをAffinitiyの内宮先生に補ってもらい、結果としてバランスよく対策ができた。両先生ともにメールで質問を投げると即日でレスポンスがあり、理解力の弱い自分としてはとても助かった。
Mathは、マスアカで基本的な解法を理解して、あとはひたすら難問を解いて応用力を挙げていった。もともと理系だったからかコツをつかむと50が安定してとれるようになった。
Prepでは680どまりだったが、結果としては8月の初受験で奇跡的に690が取れてしまい、1発でGMATを卒業してEssay・インタビュ-対策に移行することができた。
4. エッセイ
REVE Counselingのノウハウに従い作成。
5-8月にかけて、GMATの勉強の合間を縫うように日本人カウンセラーの田中氏とともに自分自身の生い立ちから掘り起こして、職務でのエピソードのリストアップ、MBAの学校研究を実施していった。
8月末にGMATの目標スコアを達成できたため、10月のApplyに向けて本格的にエッセイの準備を開始。ここからはネイティブカウンセラーとの面談がメインとなり、1か月半かけてエッセイを完成させた。すでに田中氏との面談で書くべき方向性は決まっていたため、具体的にOxbridge向けのエッセイを書き始めるタイミングでは比較的スムーズに書くことができた。
5. インタビュー
10月末のエッセイ提出後から準備スタートし、インタビュー本番まで約1か月半準備した。REVEから定番の質問リストを入手し、さらに過去のOxbridge生からも情報収集して自分なりの想定質問リストを作成していった。週に1度REVEネイティブカウンセラーと回答をブラッシュアップしつつ、よどみなく回答するためにオンライン英会話で毎日30分×2セットをMockインタビューとして練習した。結果として、Oxfordは特に突飛な質問がなくほぼ用意していた中でスムーズに答えることができた。
6. 最後に
私は妻と3才になる子供の3人で渡英しているが、Oxfordは子連れの方には住環境として本当に申し分なく強くお勧めできる。治安が日本並みに安全、自然豊かな環境で子供が遊べる広い公園が多い、社会として子供への寛容度が高く子連れで歩いているだけでみんなにこにこ挨拶してくれるなど、子育てのストレスは日本より少ないように感じる。保育園もOxford大学の運営するNurseryに入っており安心して預けることができる。ぜひそういった観点でもOxfordでのMBAを検討してもらえたらと思います。
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[名前] A.T.
[入学年次] 2022年
[社費/私費] 社費
[受験時年齢] 27歳
[職歴] 政府機関
[最終学歴] 海外院卒(MSc)
[海外経験] 帰国子女(非英語圏12年)、大学院留学(半年)、海外大学院(1年)
[Saïd出願時期] R2
[受験校] Oxford
[合格校] Oxford
[カウンセラー] なし
[GPA] 3.8
[卒業後進路] 社費で2年留学できるため、卒業後1年間英国に滞在予定。進学先については未定。
1. はじめに / Why MBA, Why Oxford?
これまで公共政策や国際関係の勉強をしてきたため、これ等の経験を活かしつつも異なる分野で学べる環境を探しており、MBAに行き着いた。大学院かつパブリックセクターのバックグラウンドがある学生が多いビジネススクールを探し、オックスフォードに出願した。
2. TOEFL/IELTS
職場で語学力向上の機会としてIELTS受験が推奨されていたため、受験年前年に1度受験し、Overall 8.5を取得。
3. GMAT/GRE
過去問を比較し、GREの方が数学で点数が取りやすいと個人的に感じたため、GREを受験。就職前に通っていた大学院受験の際にもスコアが必要だったため、2度目の受験として以前のノートを復習することで準備した後に、SBS受験年の春に1度受験。満足いくスコア(V:160, Q: 169)が取得できたので終了。
4. エッセイ
大学院受験は3度目であったため、これまでのSOP等をベースに職務経験を追加しつつ執筆。職場で過去にSBSを卒業した先輩にフィードバックをお願いした。
5. インタビュー
事前に検索エンジンでこれまでSBSの面接で聞かれた質問についてまとめているページを幾つか読み、頻出した質問を洗い出し・リスト化。答えをある程度書き出したメモを準備した。当日は大学院側のスタッフと1対1で面接を行った。
6. 最後に
オックスフォードはカレッジ生活や大学院外の学習機会も非常に充実しており、様々な分野の学生との交流や課外活動、他言語習得、リーダーシッププログラム参加の機会がたくさんあるため、進学された場合は年初に積極的に情報取得に努めることをお勧めします。