受験体験記 Class of 2014
1
T.C.
[入学年次] 2013
[社費/私費] 社費
[職歴] 金融機関7年
[出願時期] 2nd
[海外経験] なし(海外出張・旅行などの短期滞在のみ)
1. はじめに / Why MBA, Why Oxford
留学については、学生時代から漠然と意識していましたが、就職後、金融機関で国際案件に携わるようになってから、その思いを一層強くしました。とりわけ、MBAホルダーの上司の元でクロスボーダー案件の戦略立案から業務の立ち上げ、その後のリレーションの維持に到るまでの一連のプロセスを経験したことで、自己に不足しているものが明確となりました。また、海外との交渉を担当する中で、いわゆる欧米的な価値観を理解したうえで、より高所大所から意思決定を行うことの重要性を痛感しました。仕事を続けるなかで、このような問題意識について一度じっくり取り組んでみたくり、また、上司も薦めてくれたので、社内の留学制度に応募しました。
これまでの自社の派遣実績はアメリカのビジネススクールに限られていたため、どうせ行くなら先輩達とは何か違うものを学んで帰りたいというのが、イギリスのビジネススクールに興味を持ったきっかけでした。中でも、オックスフォード大学は、11世紀から続くその長い歴史の中で、多種多様な価値観を受け入れ発展してきた訳ですから、アメリカで生まれた新しい分野であるMBAがどのように伝統的な学問と融合しているのか、発展させようとしているのか、大変関心がありました。
大学では経済学を専攻し、就職してからも特殊な金融関係の仕事に携わっていたため、ある程度の専門性は有しているものの、知識と経験の領域については、常に限界を感じていましたので、留学中には、他の専門分野の方と多く交流して見識を広げたいという思いもありました。オックスフォード大学では、MBAの学生も他の学部生/大学院生と同様に必ずどこかのカレッジに所属することになり、学問の枠を超えた交流が日常的に可能なため、魅力的でした。留学中は、ファイナンス、アカウンティング、マーケティングといったMBA的な知識の習得はもちろん、このようなオックスフォード大学の利点を活かし、学際的な視点を多く身につけたいと思っています。
2. TOEFL / IELTS
米国の大学へも出願したため、TOEFL受験でした。仕事では日常的に英語を使っていましたが、留学経験もなかったため、TOEFL(特にSpeaking)にはかなり苦労しました。社の選考前からのんびりと準備していたこともあり、開始から目標点(minimum requirementの109以上)到達まで1年ほどかかりました。
私が行った対策は以下のとおりです。
・Reading:Official Guideと問題集(Z会、トフルゼミナール)
・Listening:Official Guideと問題集(トフルゼミナール)
・Speaking:AGOS、Donald Miller先生(E4TG)
・Writing:AGOS
・Vocabulary:単語集(トフルゼミナール)
※私はIELTSを受けたことがないですが、両方受けたことのある人からはIELTSの方が比較的点が出やすいと聞きました。ただ当然ながら個人差はあると思います。
3. GMAT
ご多分に漏れずGMATも苦労しました。TOEFL同様1年ほど対策しましたが、結局目標点には到達しませんでした。私の場合、このテストのボラティリティはもの凄く、採点システムがおかしいのかと疑ったこともあります。アドバイスできることはあまりありませんが、GMATに多少難ありともエッセイなど他のパートで挽回は十分可能だと思いますので、Qで51を目指しつつ、Vはそこそこ頑張るという一般的な戦略で良いのではないかと思います。あとは、日頃からタイムマネジメントはかなり意識して練習しないと本番で大失敗することもあるかもしれません。
私が行った対策は以下のとおりです。
・AWA:AGOS
・IR:特になし
・Q:Official Guide、Prep、マスアカ
・V:Official Guide、Prep、吉井先生(Y.E.S)
あくまで個人的な印象ですが、アメリカのトップスクールに比べてイギリスのビジネススクールでは、GMATによる評価はそこまで絶対的ではないように思います。
4. エッセイ
エッセイは、8月くらいから開始しました。到底一人では太刀打ちできる代物ではないと感じ、インターフェイスにお願いしました。体験記については、以下のリンクをご覧ください。
http://www.kkinterface.co.jp/testimonials/oxford/mba-437/
5. インタビュー
インタビューもインターフェイスにお願いしました。上記のリンクをご覧ください。
6. 最後に
私費/社費を問わず、留学準備には、もの凄い時間と労力の投資を必要とすることに異論はないかと思います。自分の受験を振り返ってみても、家族や同僚に迷惑をかけながら、テスト対策中は、平日早朝深夜、土日も自習室に引き蘢っていましたし、インタビュー前には電車の中でも一人でシミュレーションをやってしまい、周囲からは白い目で見られたのを思い出します。
でも、その投資を上回るリターンを得られるのだから、日々の仕事に忙殺され、帰宅は深夜(早朝?)になろうとも、近くのビジネスホテルに泊まる日々が続こうとも、皆さん、留学に向けて頑張るのだと思います。何をリターンとして得るのかは千差万別でしょうが、私もこの投資には価値があると思います。皆さんのご健闘をお祈りいたします。
2
R.K.
[入学年次] 2013
[社費/私費] 私費
[職歴] 総合商社4.5年
[出願時期] 2nd
[海外経験] 米国3年(幼少時)、トルコ2年(駐在)、ケニア、インド、南アなど数ヶ月(ボランティア)、出張・旅行多数
1. はじめに / Why MBA, Why Oxford
学生時代より発展途上国の開発に関心を持ち、大学院進学を検討していました。当初は開発学の修士号を取得するつもりでしたが、Oxfordに社会起業分野での大きなリソースがあること、また高いビジネススキルや経験を持った人が国際協力分野に不足している(そのため、MBAが自分の差別化要因になる)ことから、Oxfordへの進学を決めました。米国のMBAにも社会起業で有名なプログラムはありますが、費用の制約があることと欧州に比べ人種の多様性が低いことから、出願はしていません。
2. TOEFL / IELTS
TOEFLは初回の試験で点数を上げるのが難しいと感じ、すぐにIELTSに切り替えたため1回で試験を終えることができました。時間とお金がかかる試験ですが、所詮は非ネイティブ向けの足切り要素でしかないので、自分に合う効率的な方法で進めることが重要だと思います。
3. GMAT
もともとMBAを考えていなかったためGREを勉強しようと考えていましたが、まったくはかどっておらず、留学カウンセラーの勧めでGMATに切り替えました(GREは暗記、GMATは論理的思考を問う問題が多いです)。9月からの勉強開始という非常に遅いスタートで、且つ非英語圏に滞在していたためGMATの問題集が書店になく、慌ててAmazon UKから取り寄せた思い出があります…。いくつかの問題集とAffinityのオンライン講座を利用しつつ9〜11月にかけて猛勉強し、ある程度の点数が出たところで終了しました。合否はこれまでの経験などを考慮し総合的に判断されると思うので、どこまで点数を追い求めるかは留学カウンセラーなど第三者のアドバイスを受けると良いかと思います。
4. エッセイ
9月にレジュメ作成を終え、10月〜12月にかけてエッセーを完了させました。実際に書き出す前に自分がこれまでの人生において、どのような場面で何を感じたか・行動してきたかを詳細に棚卸し、自分の行動基準や原体験を明確にしていたため、執筆自体は楽しかったです。ありきたりになりがちな内容をどう自分自身の直接の体験や考えに結びつけ、入学後はどのような授業・課外活動でどう活躍したいか、そしてMBAでの学びがどう将来に結びつくのかなど、具体的で説得力のあるロジックを組み立てることが大切だと思います。
5. インタビュー
インタビュー専門のカウンセラーに申し込み、限られた質問の中でどう自分のソフト・ハード面のスキルや経験をアピールし、パッケージとして自分の魅力を伝えるかについて練習しました。インタビュアーはファイナンス業界に詳しいセクターコンサルタントで、Skypeを通じて行いました。質問内容は志望動機やこれまでの仕事に関するオーソドックスなものでしたが、30分間で12の質問を矢継ぎ早に聞かれ、淀みなく答えるのが大変でした。
6. 最後に
海外駐在先からの出願で不安も沢山ありました。しかし、色々な方からお話を聞いてみると海外や地方からの出願、激務の合間を縫っての出願など、苦労の上合格を手にした方も多いです。寧ろ種々制約の中でいかに自分にとって最適な方法で準備を進め、モチベーションを継続させ、結果を出していくかという点はMBAやその後のキャリアに於いても重要になるかと思います。その過程で徹底的に自分と向き合い、自分にとって何が一番大切かを考えることはとても貴重な経験になりました。
3
A.M.
[入学年次] 2013
[年齢] 32
[社費/私費] 私費
[職歴] 出版社(雑誌編集、ウェブ事業開発)10年
[出願時期] 3rd
[海外経験] 出張、旅行程度
1. はじめに / Why MBA, Why Oxford
メディア業界、特に出版業界はMBAを取得する人が少ない業界だと思います。ですが、最近はデジタル化の進展とともにビジネスモデルの見直しが迫られていることもあり、新たなデジタルメディアビジネスの開発に携わっていくうえでMBAが助けになればと思い、留学を決意しました。そのなかでOxfordを選んだのは主に以下の理由からです。
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1年制:年齢と費用を考えて、アメリカ等の2年制の学校は厳しいと感じていたので、ヨーロッパの1年制の学校に絞って受験しました。
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英語圏:ヨーロッパの他の国にも1年制のトップスクールはありますが、純ドメで英語力の向上という課題もあったため、英語を使うことに集中できるイギリスを優先しました。また、英語であればローカルのイベントへの参加の障壁がないことも考慮しました。
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オックスフォード大学:授業で学んだ内容は時間が経てばどうしても忘れてしまうものだと思います。一方、在学中、卒業後を通じて、大学そのものが世界のトップブランドの一つであるオックスフォード大学自体のリソース、ネットワークの恩恵にあずかれることは大きな価値だと思いました。
2. IELTS
純ドメだったためOxfordのTOEFL110という要件を満たせる気がせず、出せるとしてもかなり時間がかかると思ったので、TOEFLを1回だけ受けたあとすぐにIELTSに切り替えました。とは言え、ライティングとスピーキングのスコアが安定しなかったため、セクション別の要件まで満たすのに1年ほど時間がかかってしまいました。
そこで、ライティングの対策としてはブリティッシュ・カウンシルの講座を受講しました(あまり役に立った気はしませんが……)。スピーキングは最後まで苦労しましたが、中国で発行されている対策本がとても参考になりました。
3. GMAT
Oxfordをはじめ、ヨーロッパのトップスクールの多くは680〜700くらいが合格者の平均スコアなので、それを目標として取り組みました。自分の場合、数学に特に苦手意識はなかったのですがQのスコアが安定せず、結構時間がかかってしまいました。
できるかぎり独学でと思いましたが、SCは独学不可能と最初から判断してY.E.S.に通いました。その他はOfficial Guide(OG)を使った学習を何度も繰り返したのが基本です。プラスアルファとして、CRとRCは基本テクニックを習得するためにCR BibleやManhattanの参考書なども併用しました。Quantitativeはマスアカ+OGです。AWAはAffinityの1日講座で入手したテンプレートを利用しました。ちなみに、独学中心の場合、OGの反復演習が基本だとは思いますが、OGの問題は本番より難易度が低い傾向にある点は要注意だと思います。
4. エッセイ
当初、2ndでの出願を考えていたので、他の学校のエッセイも含め、9月頃から取り組み始めました。お願いしたエッセイカウンセラーはRound Oneです。Oxfordのエッセイは設問が2つしかなく、他の学校に比べるとそれぞれの設問の指定語数が多いのが特徴です。私のときの設問は以下の通りでした。
(1) Explain why you chose your current job. How do you hope to see your career developing over the next five years? How will an MBA assist you in the development of these ambitions? (750 words)
(2) What should Oxford expect from you? (750 words)
長いとはいっても、特に(1)は他の学校でも聞かれるいくつかの要素の組み合わせなので、Oxfordのエッセイが特殊ということはないと思います。
5. インタビュー
3rdでの出願かつMBA受験全体の中でも最後のインタビューで、なんとしても合格をもらいたいという思いがあったので、熱意だけでも見せられればと現地インタビューを選択。Round Oneのインタビュートレーニングを受けて、本番に臨みました。担当者によって内容は大きく変わると思いますが、私はセクターコンサルタントとの約30分のインタビューで、幸いにもオーソドックスな質問が多かったので、比較的落ち着いて対応できました。主な質問は以下のとおりです。
・MBA後のキャリアプランは?
・あなたの会社が直面している問題は?
・あなたの会社の競合はどういう会社?
・あなたならどのように会社を変える?
・Why MBA?
・Why Oxford?
・他の学校の出願状況は?
・同僚と仕事でぶつかったときにどう対処した?
・あなたのリーダーシップスタイルは?
・あなたの上司とあなたのリーダーシップスタイルの違いは?
・質問は?
6. 最後に
私の場合、他の学校には2ndで出願していたものの、Oxfordだけは英語要件を満たすのに時間がかかってしまった関係で3rdでの出願になってしまいました。Oxfordの英語要件はMBAのなかでは最も高い部類ですし、しかもあまり柔軟性がありません。それでも、OxfordのMBAには単にMBAに留まらない魅力、価値があると思うので、TOEFL/IELTSで苦労されている方もぜひ諦めずに受験してみてください。
4
M.T.
[入学年次] 2013
[年齢] 31
[社費/私費] 社費
[職歴] 商社7年 資源・エネルギー分野
[出願時期] 1st
[海外経験] アメリカ在住14年 (小学校、高校、大学)
1. はじめに / Why MBA, Why Oxford
学生時代に海外で過ごした経験から、社会人になってからもいつか日本国外の人とじっくりと物事に取り組む時間が欲しいと考えていました。受験を開始する直前までMBAを具体的に意識したことはあまりありませんでしたが、入社以来お世話になった先輩や尊敬する上司は皆さんMBAホルダーだということに気づき、これだと思ってすぐに(半ば勢いで)受験を開始しました。
また、仕事では資源・エネルギー分野でM&Aとプロジェクトマネジメントを担当してきましたが、海外の資源会社と相対する中で、事業投資や運営をする上でのfundamentalな理解が足りないことに気づき、MBAを通じてそれを強化したいと考えています。
卒業後もエネルギー分野で仕事を続けたいと考えているため、出願校を選定するに際しては、同分野に応用できるプログラムがあることや、学校の価値観・ネットワークを重視しました。特に、800年以上の歴史を誇る総合大学University of Oxfordの多様なリソースを活用してビジネスを多面的な角度から分析し、国や社会全体としての持続的発展を目指すための思考を育成することをミッションと掲げている点に大変惹かれました。
また、私自身の米国在住歴が長いことから、視点を変えて、歴史ある国・学校での新たな文化的体験も期待して選定しました。
2. TOEFL / IELTS
米4年制大学卒業のため受験は免除でした。
(英語圏の大学に1年間以上通っていると免除となるようですが、受験年によって適用条件は異なるので受験の際にはご確認ください)
3. GMAT
個人差がかなりあるテストですので周囲の雑音に翻弄されず自分のペースで勉強を進めると良いと思います。私も目標点到達(6か月くらいかかりました)までは決して平坦な道のりではありませんでしたが、結果を踏まえてコツを改めて考えてみると、時間配分を厳守し(1問2分)、ケアレスミスをなくし、落ち着いて最後まで問題を解く、という基本を守ることが大事なのかなと思います。私は①OG、②Manhattan GMAT、③Kaplan、④マスアカの教材を活用しました。
- VerbalはManhattan GMATの解説本(SC/RC/CR各1冊)を活用。GMAT grammarと言われるくらい独特な文法ルールがあるので、英語が得意な人ほど自分の英語力に頼らず、SC解説本を暗記する方が手っ取り早いと思います。仕上げはOGとKaplan問題集でひたすら反復練習しました。(米国で作られたテストなのでアメリカ英語がベースです。イギリス英語の方はなおさら注意です)
- QuantはOGとマスアカを反復しました。途中、不安になってMGMATやKaplanの難問集ばかりやっていたら、簡単な問題まで難しく見えてきたので、やはり余り難しく考える必要はないかと思います。
- IRは導入初年度だったのであまり力は入れていませんが、今後は要注意です。
- AWAはテンプレートを自作して練習しました。予備校やカウンセラーのテンプレートでもOKだと思います。
4. エッセイ
エッセイカウンセラーを起用しました。自分の進め方とカウンセラーの性格やスタイルがマッチするかも大事なので事前に話してみることをお薦めします。ただし、カウンセラーには全体の方向性やまとめ方のアドバイス、fine tuningをお願いするとしても、中身や全体の構成については自分のスタイルを貫いた方が際立ったエッセイが書けるかと思います。
エッセイトピックは毎年変わりますが、オックスフォードは比較的オーソドックスな質問が多いように思います。(Why MBA?、Why Oxford?、What will you do with your MBA? How will you contribute to the class?)
5. インタビュー
カウンセラーとのMock Interviewで練習しました。どんな質問にも答えられるよう、一問一答というより回答プールを用意しました。また、表情も大切だと思い、鏡の前などで練習し、Interviewerと会話をするイメージを大切にしました。
オックスフォードでは、教授・アドミッション・キャリアコンサルタント(外部の人間)が面接官となりますが(卒業生による面接はありません)、面接官は基本的には当日朝まで開示されません(面接直前に面接官のプロフィールが渡されます)。面接官によって、多少質問の傾向が異なり、教授はApplicantのバックグラウンドに関連したマクロな質問(ie 私の場合は日本のエネルギー情勢について)やそこから会話が発展していくケースが多く、アドミッションやキャリアコンサルはWhy MBA、Why Oxfordなど短めの定型質問をたくさん投げかけることが多いようです。会話が盛り上がって面接が長引くということはほとんどなく、平等に30分前後で終わります。On campusかSkypeでの面接を選ぶことが可能ですが、私はOn campusで受験しました。On Campusの利点としては本番前に他のApplicantと自己紹介や雑談をする機会がありますので、練習にもなりますし、リラックスして本番に臨むことができました。また、Open Dayに併せて面接受験すると、学校ツアーや在校生とのQ&Aセッション、体験授業に参加することが可能です。
6. 最後に
社会人として仕事をしながらの受験は体力的な負荷が大きく、プレッシャーも大きいと思います。ただ、欧米大学はdiversityを好むので型にハマった選定はせず、GMATが高い人もいれば、GMATが低くても、職歴が面白い人、課外活動が活発な人、GPAが高い人、バックグラウンドがユニークな人など、その人のweak pointではなく、strengthをきちんと評価してくれるように思います。志望校の選定基準は何か、と自分を学校の基準に合わせに行くのではなく、自分の魅力を最大限に伝えて、選定基準の枠を超えて大学側に「取りたい」と思わせるかが大切だと感じました。これから受験する方たちには、不必要な心配やストレスを抱えすぎないよう、自信と余裕を以て自分をきちんとアピールし、受験に臨んで頂ければと思います。
何か質問があればお気軽にお問い合わせください!
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R.U.
[入学年次] 2013
[社費/私費] 私費
[職歴] メーカー営業2年、ゲーム出版社5年
[出願時期] 3rd
[海外経験] 英国5年
1. はじめに / Why MBA, Why Oxford
数年働いて仕事に慣れてきた反面、自分の知識や経験が同じ業界に限定されてきたことに違和感を覚え始めました。元から勉強することが嫌いでないので学部が終わって数年働いたら大学院に戻ろうとは常に思っていました。その間転職したり仕事で国をまたいで引っ越したりしているうちに当初の予定よりも長く働いてしまった、というのが正直なところです。また、学費を貯めるのにも当初の予定よりも長くかかりました。その頃志望していたのは経済学または開発経済でした。が、数年働いた後(それに伴って自動的に年もとりました)いよいよ院へ受験をする際に、MBAを第一希望に切り替えました。理由は卒業後にプライベートセクターで仕事を見つけやすい(だろう)ということです。
オックスフォードを選んだ理由は一番興味がある社会起業に力を入れているからです。
2. TOEFL / IELTS
TOEFLは一回目でそれなりの点数が取れたので、特に準備はしませんでした。
3. GMAT
MBAを実際に受験すると決心したのは2012の春頃です。2012の春頃に一度力試しでGMATを受けました。Verbalはそれなりに良い得点だったですが、Quantの方があまりよくなかったです。この時点でVerbalは特に時間を使わず、Quantだけ試験勉強をすることに決めました。
4月から8月までの半年ほどは地道に勉強をして、9月と10月に2回受験をして、納得のいく点数がとれました。
4. エッセイ
10月頃からエッセイを書き始めました。学校によって質問は違いますが要するに一番大事なのはなぜMBAをやりたいか、卒業後にどうやってMBAを使うか、というところだと思います。改めて自分がなぜMBAをやるのか、卒業後に何をするか考えたので良い機会でした。
入学後の勉強や経験で志望が変わるのは全く問題ないけど、この時点で説得力のある志望動機を書くことが大事だと思います。現在の能力/経験と将来の目標をつきあわせて、その間をつなぐためにMBAがどう役立つか、という視点がよいかと。
5. インタビュー
インタビューは特に準備をしませんでした。上記のエッセイやCVを書くプロセスで自分の経歴を端的に伝えることや、将来の目標については十分考えたので、それを言えば良いだけ、と思って特別なことはしていません。
6. 最後に
恐らく皆さん同じと思いますが、フルタイムで仕事をしていたので勉強やエッセイの時間を取ることが難しかったです。夜は仕事やその他の用事で妨害されることが多いので、朝普段より早く起きて勉強することにしました。毎日30分前後勉強をしてから仕事へ行く、というパターンができました。少しでも毎日続けることで自分のペースが作れました。また、毎日少しずつでも目標に近づいている、という実感があって、続けて行くうえでのモチベーションにもなりました。