受験体験記 Class of 2012

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H.F.
[入学年次] 2011
[社費/私費] 私費
[職歴] 製造業勤務7.5年(海外営業、北米事業推進・立ち上げ、生産管理)
[出願時期] 2nd
[海外経験] パキスタン2年間(幼少期)、アメリカ3年半(駐在)

1.はじめに/ Why MBA, Why Oxford

(a) 社会起業分野/途上国でのビジネスの強み:幼少期にパキスタンにて生活、及び大学時代にアジアでの開発問題について学び、開発途上国での貧困削減に繋がる事業作りに携わることが目標。選択授業やフォーラム/イベントといった機会の多さ、ネットワークの強さ、そして何より同じ志を持った仲間が集まるという点でOxford MBAを第一志望としました。
(b) 欧州:アジア、アメリカを経験したので、欧州での生活を経験したかった。
(c) 1年制: MBA前の一年間に経済産業省管轄のアジア経済研究所開発スクール(IDEAS)で学んでおり、この先2年間学生をするのは金銭的にも精神的にもきつかった。
(d) 多様性:アメリカのコンテクストだけでは無く、国際的な環境で学びたかった。関心のあるアフリカにも近い(しかし残念ながらアフリカ出身の学生は10名もいかないのでは)。

実際に来てみて目的と合致した非常によい選択だったと思う一方で、勉強と平行して開催されるビジネススクール+オックスフォード大学のイベントのあまりの機会の多さにとても余裕がなく、消化不良になってしまっています。
社会起業分野に関心のある学生は多く、イベントには50名を超える学生が集まります。10月末のEMERGEというビジネススクール主催の社会起業カンファレンスは60名の社会起業家を呼び、学生を含めた参加者と交流する貴重な場でした。
多様性に関しては、アメリカ、インド(かなりはアメリカ等で生活経験あり)、カナダが大半を占め、英語圏ベースの文化が強く出て53カ国、という数値ほどの多様性は感じません。ただ、みんなノリが良く、異文化にも興味があり、楽しい人達です。10月末にインド祭り(Diwali party)があり、全校一体となって盛り上がっていました。

2.受験戦略全般
2010年9月にアメリカから帰国し、IDEAS入学後から受験勉強を本格的に開始。1月出願の2ndラウンドで、英語試験免除(3年以上の英語圏での業務経験によって)/TOEIC可 & GMATをそこまで重視しないスクール(Oxford, Cambridge, HEC Paris)にアプライして短期決戦に持ち込むことにしました。年末年始にGMATに苦労し、気が狂いそうになりながらカフェ巡りをした事をよく覚えています…。私は幸いにも受験仲間を得て、大いに励まされ、なんとか乗り越えることができました。
TOEFL, IELTS は免除。(3年以上の英語圏での業務経験)

3. GMAT
苦労しましたし、点は最低限しか出していませんが、MBAコースの準備には必要な勉強だったのではないかと今では思います。私は平均よりだいぶ下で、過去に受かった人がいる点数を目標設定して、それを超えたら2ndアプライ、こえなかったら延期と決めていたところ、最低限の点がちょうど出てくれました。あの日に建設途中の東京スカイツリーを見に行ったのをよく覚えています…。
予備校は、10月から週末にアフィアンスに通い勉強しました(アメリカで少しGMAT講座に出たことがありますが、こちらの方がずっと勉強になりました)。数学に苦手意識のあった私にもわかりやすく説明して下さり助かりました。また、クラスメイトと協力して勉強するよう先生が配慮して下さり、授業後その日の復習をファミレスで一緒にやったことも有効でした。GMATの英語で有名な先生のところも通いましたが、私には合いませんでした。年末にVERBALの特訓をアフィアンスで行なって頂き、これも大変助かりました。値段は高く勇気がいりましたが、短期で集中して効率的に学べたこと、今後も付き合っていける仲間を得たことを考えれば非常によい決断だったと思います。

4.Essay
WHY OXFORD?エッセーは素直に自分のこれまでの人生と今後のキャリアプランとを繋げて書きました。2つ目のイベント/本のエッセーも、本から受けた学びや影響を書きつつ、自分の心、考え方の変化や行動と結びつけて書きました。正直に、素直に自分の人間性を伝えることが大事だと思います。
なお、2つのメインエッセーに加えて、かなりの分量の質問がアプリケーション上にあったので注意が必要です。

5. Interview
2月に2校(Oxford, Cambridge)の面接のために英国を訪問しました。学校や街の雰囲気の違いを知ることができ、進学先を決める際にも、その後の留学準備のためにも多いに役立ちました。同じ日に面接に来ていて知り合ったドイツ人の友人は今ではクラスメートとなり、一番の親友です。上記のような理由から可能であれば現地面接をおすすめします。
2校(Oxford, Cambridge)の面接共、インタビューは教授で自分の職務分野に比較的近い方でした。アプリケーションも良く読んでいて下さり、私の苦手な一般的な質問「自己紹介してください」などはなく、最初から「アプリケーション読んだよ。北米進出の話は面白いね。どうしてあなたの会社は進出しようと思ったの?(これまでの輸出先への売上が減ったことや、為替リスクの話をしました)」や「在庫管理において質的なアプローチと量的なアプローチ、どちらをとりますか?(両方。安い部品は日にちなどで大雑把に管理するが、高い/製造が難しい部品は中身の質によって判断し、在庫量をコントロール、などと話しました)」など自分の職務経験を掘り下げるような質問が多く、会話が弾みました。
また、教授も学生の活動に関心をもっているようで、日本人の在校生の方のこともご存知で、その方が関わっていたチャドでシエラバターを生産し、米国のエステで販売する社会起業の話などを聞くことができ、スクールについてさらに深く知ることができました。なお、この事業を立ち上げた米国人の起業家と入学後直接会って話を聞くことができました。このようなネットワークもOXFORD MBAの素晴らしい点だと思います。
(注:別の友人はキャリアコンサルタントが一般的な質問やよくわからない質問をしてきたといっていたので、面接タイプは人や運によるのだとも思います)

6.最後に
「あの建物は1800年代に建てられた比較的新しいものだよ(ここでの古い、は1300-1400年以前を指すような気がします)」といった様な不思議な会話が交わされるオクスフォードは、ビジネススクールだけでなく、大学、街を含めてとても大きな魅力を持った場所です。沢山の人が食べ物を警告してくれましたが、私には美味しいものが多く、食文化も楽しんでいます。ほとんどのところへ歩いていける規模の街で生活も勉強もしやすくとても気に入っています。あとは、うまく時間を作ってもっとパブにいったり、街を満喫することでしょうか…。
ビジネススクールで学びながらも、医学部、社会科学部、工学部など様々な学部の教授や学生との交流が可能で、また政治家、ジャーナリスト、国際機関、社会起業家の講演などビジネス界に限らない幅広い学びの機会があります。Oxford MBAはビジネスを中心としつつも、それに留まらない広い関心や問題意識を持った人に、とても魅力的な選択肢だと思います。ご興味のある方は気軽にお声がけください。

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H.S.
[入学年次] 2011
[社費/私費] 社費
[職歴] 製造業勤務6年(事業戦略、経営計画)
[出願時期] 3rd
[海外経験] なし(ビジネスおよび観光等を目的した短期滞在のみ)

1.はじめに/ Why MBA, Why Oxford
- Diversity: Majority、Minorityが形成されない、多国籍の環境、互いを尊重する環境で暮らしてみたいと思いました
- Logical Business Knowledge:卒業後の職務に生かせるよう、基礎から論理的、体系的にビジネスを学びたいと思いました
- Perspective:多彩な考えや視座に触れ、多角的なものの見方をしたいと思いました

オックスフォードを選んだ理由は以下の3つです。
(a) 「持続可能なビジネス」に重きを置いている:短期的ではなく、長期的に社会へ貢献できるのか、そのビジネス(考え方)は持続可能なのか、ということを常に問いかけてくれる(わたしの思いにフィットしている)
(b) 基礎から応用まで:オックスフォードMBAは1年間という短期プログラムにもかかわらず、基礎をしっかりと教えてくれるだけでなく、学んだ内容を現実のビジネスに応用させるプロジェクトを提供してくれている
(c) 総合大学に属するMBAである:ビジネスだけではなく、他の学問を修めている友人、ネットワークを作りたいとおもいました。カレッジ制度は出願時にはあまりうまく想像できませんでしたが、実際に暮らしてみると少々複雑ではありますがとても素敵な制度です。頻繁にレクチャーやカンファレンス等のイベントも開かれており、それらのトピックの幅、深さは想像をはるかに超えています。(Opportunityの多さに、おそらく分身の術を取得したくなることでしょう)

2.TOEFL, IELTS
TOEFLの点数が伸び悩み、夏頃にIELTSへの切り替えを決心しました。IELTSはTOEFLよりも実践に応用しやすいテストであるように感じますので、個人的にはお勧めです。
(a) リスニング:聞きながら問題を読み、答えていくプロセスは授業中のリスニングに(すこし)似ています。
(b) リーディング:文字数が多いので求められている答えをいかに早く見つけるか、という勝負になります。授業前の予習やケーススタディの読解に(すこし)似ています。
(c) ライティング:筆記です。MBAの期末試験は筆記試験ですので、その際に(すこしは)役立つといいなと思います。

(d) スピーキング:対面会話です。普段のコミュニケーションに(すこし)似ています。

3. GMAT
GMATについてはVerbalの点が伸びず、最後まで苦しみました。わたしもGMATについてはアドバイス出来ることはありませんが、時間的制約に脅えなくてもよいように、もうすこし速読力と単語力をつければよかったのかもしれません。

4.Essay
オックスフォードのエッセイは2題で、なおかつとてもシンプルなように感じました。他の学校のエッセイに書いた過去の複数の経験を端的に盛り込む文章力はありませんでしたので、わたしはオックスフォードのエッセイでは核となる経験、価値観とその周辺の話題にしぼりこみました。

5. Interview
オックスフォードのインタビューは、教授、アドミッション、キャリアコンサルタントが担当するようです。わたしの面接官はキャリアコンサルタントでした。最初にWhy MBA? Why Oxford? といった基本的な質問を聞かれ、その後の25分の内容はエッセイに記載した過去の経験についての細かい質問でした。直前に会ってくださった在校生の方々にはとても感謝しています。

6.最後に
オックスフォードはとても綺麗な、暮らしやすい街です。東西も南北も、40分ほどあれば端から端まで歩けるでしょうか。生活に必要なものもすぐ身近で手に入りますし、ロンドンにも電車で1時間です。こちらに来る前に食べ物と天候についてあまりよくない噂ばかりを耳にしていたおかげか、晴れの日のオックスフォードの美しさと、選べば美味しい食べ物を楽しんでおります。受験生活は大変なことと思います。目標を達成されることを陰ながら応援しております。

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T.M.
[入学年次] 2011
[年齢] 33
[社費/私費] 私費
[職歴] 自動車会社7年(エンジニア)
[出願時期] 3rd
[海外経験] 留学2年(英語圏)

私の受験体験記を綴ります。これからオックスフォードを受験される方の御参考になれば嬉しく思います。

1.MBA留学に対する想い(Why MBA? & Why Oxford?)
MBAへ行こうと思った理由は以下の3つです。
(a) スキルアップ:エンジニアとして今まで経営/経済を学んだことがなかったので、MBAでビジネスの基礎スキルを向上させたかった。
(b) 基軸合わせ:今後の自分の職業人生において、どういうカタチで社会貢献してゆけるのか、若者に戻ったような気持ちでもう一度真摯に考えたかった。
(c) 休暇:7年間それなりに一生懸命働いて、いささか疲れたため、心身共にリフレッシュしたかった。

オックスフォードを選んだ理由は以下の3つです。
(a) 社会起業/環境ビジネス:オックスフォードMBAは社会起業や環境ビジネスにとても力を入れていて、自分のバックグラウンドや目指すべき方向に合致していたため。
(b) 1年制:損得勘定が苦手&嫌いなので決してお金のことだけではないのですが、30+の年齢で2年間学生するのはなんか気がひけます。
(c) 個人的嗜好:イギリス好き、歴史的な街好き、伝統好き、カレッジ制によるSocial Lifeの充実(オックスフォードのブランド価値は、合格した後に実感しました)。

2.IELTS
過去に2年間の大学院留学経験がありましたが、オックスフォード大学院の要求事項(3年間の学位レベルでの留学経験)に合致していなかったので、IELTSを受け直しました(TOEFLは未経験)。「脳ミソが日本人」の私から見て、オックスフォード大学院の英語基準(IETS7.5 or TOEFL109)は純日本人には非常に厳しいと思います。十分な準備が必要かと思います。以下、各セクションで気を付けたこと(当たり前のことなのですが、実践することは難しいです):
(a) リスニング:フル集中、聞き逃した問題追わない、単語ミスしない
(b) リーディング:単語力、文章を理解して読むこと(スキャニングが苦手なので、全文読みます)
(c) ライティング:Section 1:決まった表現を覚える。Section 2:5分ほどアイデア出しと構成を考えた後、論理的に一貫した文章を書く(テンプレートは使いません)。
(d) スピーキング:難しいことを言おうとしないで、簡素に、わかりやすく、そしてやや長めにしゃべる。Chattyな感じ。(Q: “What sports do you like?” と聞かれて、A: “Football!” と答えれば、簡素でわかりやすくて言うことないのですが、なぜか点数は低くなります)。
注:過去に2年間留学しましたが、私の英語は驚くほど不完全です。英語ってホント難しいです。

3. GMAT
Verbalで手こずりました。最初の650点から2回受験しましたが点数が伸びず焦りました。理由を求めてWeb検索をした結果、SCに落とし穴があると推測して、意を決してYESの吉井先生の門を叩きました(地方受験&お金がなかったため、塾には行かないと決めていたのですが)。この選択が正解でした。吉井先生に「正しい文法」かつ「GMAT文法」を教えていただき、自分の文法力の強化とGMAT SCのコツ把握に役立ちました。その後、点数が700点を超えたのでよかったです。
ある程度英語力がある方で、Verbalが伸び悩んでいる方は、SCで躓いている可能性が高いです。吉井先生をオススメします。
補足:その他、独学者にオススメの本 “GMAT Critical Reasoning Bible” by Power Score

4.Essay
他校も数校受けましたが、オックスフォードのEssayは設問的に結構書きやすかったです。分量も多くありません。オックスフォードのEssayを私なりに要約する(信用しないでください)と、聞かれていることは3つの基本的なことです。
(a) 自分は何者か(過去に何を学びどういう経験をしてきたか)
(b) 自分は今、何に悩んでいるのか(仕事の枠を越えて、自分の価値観として、世の中のどういうことに問題意識を置いて葛藤しているのか)
(c) (a)&(b)を踏まえたうえで、その問題に具体的にどう取り組み解決しようと思っているのか

書くときに以下のことを注意しました。自分の価値観を表現することに基軸を置いて、過去の自分(Essay 1の一部:学習歴&職業経験) ⇒ 現在の問題意識(Essay 2:最近起こった気になる出来事)⇒ 未来の目標(Essay 1の一部:過去、現在の問題意識を基に何をやりたいか )に一貫性を持たせました。私の場合、自分の価値観がハッキリしていたので、飾る必要もなく書きやすかったです。キャリア・チェンジを考えている人でも、自分が世の中の何の問題に葛藤して、その必然としてどうしてキャリア・チェンジが必要なのか書ければよいのではないでしょうか。

5. Interview
英語で正式にインタビューされるのは初めてだったので真面目に準備をしました。また、私は普通のエンジニアで、ビジネスの基礎マナーも身に着けていなかったため、この辺りも入念に準備をしました。「面接の英語(有元美津世著)」は、自分のインタビューに対する意識を変えるのに有効でした。
”Clear Admit Wiki”等で過去問題が結構でているので、地方受験で予備校に通わず(吉井先生以外)受験仲間のいない自分としては、情報収集にはそれほど困りませんでした。
実際の面接では、挨拶の直後に、自己紹介もなく、Why MBA?も無く、いきなりWhy Oxford?と聞かれて焦りましたが、聞かれたことに簡素にわかりやすく答えることを心がけました。過去問題では書いていなかったと思いますが、Behavioural Interviewも2問(Conflictを解消した経験 & 仲間を助けた経験)出されました。他校用に練習してあったので事なきをえましたが、Behavioural Interviewも練習した方がよいと思います。

6.最後に
オックスフォードMBAは、ビジネスでの勝ち負けを超えて、世界にさまざまある人類の問題に立ち向かってゆく人を求めているのだと思います。そのような志をもっている方に、オックスフォードを受験していただけると嬉しく思います。仕事と受験の両立は大変なことですが、ご健闘をお祈りしております。

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H.K.
[入学年次] 2011
[年齢] 31
[社費/私費] 社費
[職歴] 外資系コンサルティング会社4年、国立大学教員1年
[出願時期] 1st
[海外経験] 出張多数、語学留学半年


1.はじめに/ Why Oxford
- 博士課程まで修了していることもあり、31歳にして社会経験5年のみ。これ以上あまり学生に時間を費やしたくなかったため、1年制を第一志望として受験しました。
- また、大学からの技術移転やVCなどに興味があることから、大学自体が理系の強い研究があり、そこから生まれた技術を産業化する土台があるオックスフォード、ケンブリッジが候補に。
- 他の欧州MBAと同様に国籍が多様である事、またオックスフォードは自身のバックグラウンドであるコンサルティング業界出身者が少なく、エンジニア等が多いことも惹かれた理由です。

2.英語(TOEFL/IELTS)
- 当初、TOEFLを2回受験したがSpeakingが伸びず、100点止まり。目標の109点には遠く及ばないこと、欧州が本命とほぼ決めていたこともありIELTSへの切り替えを決定しました。
- IELTSの問題集を一冊やりきってパターンを覚えてから受験。8.0/9.0点で、目標点の7.5点をクリア。下記理由からIELTSはかなりお薦めです。
 ・問題が基本に忠実でパターンが決まっている。日本の英語教育の成果を発揮しやすい。
 ・スピーキングがインタビュー形式のため、インタラクティブで少なくとも時間切れで取り残されることがない。ボディランゲージも使え圧倒的にコミュニケートしやすい。

3.GMAT
- Verbalの点が伸びず、受験の中で最も苦労しました。中途半端に再受験のための勉強を続けたが結局点は伸びず。
- GMATについてはアドバイス出来ることはありませんが、短期集中して勉強すること、数をこなすことより、一つ一つの理解を深める事を大事にするのが重要と感じました。
- また、点数が目標(平均点など)に届かなくても必要以上に気にすることはないと思います。エッセイに力を入れたこともあってか、他に出願した欧州・米国の有名校すべてアプリケーションで足切りになることはありませんでした。

4.Essay/Letter of Recommendation〜Application
4.1.出願ポートフォリオ
-1年制、かつ理系の研究が充実しているという観点からオックスフォード、ケンブリッジを第一志望に(ただし、ケンブリッジは2次出願)。その他欧州1年制のINSEAD、やはり理系人間として気になるMITに2次出願。

4.2.Essay
- カウンセリング:5月ぐらいから、同僚の紹介でRave Counseling(http://www.revecounseling.com/jp/index.html)のMoto、Ceciliaにお願いしました。
 ・カウンセリングはどこも高いので、まずメール・スカイプ等でサービスについて十分に説明してもらい、納得したうえで申し込み。
 ・ 最初にMoto先生と日本語で自分自身の人生の振り返り、キャリアゴール設定などを行い、その後Ceciliaにバトンタッチして英語にてCVの作成、エッセイの作成を実施。
 ・Cecilia自身がAdmissionの経験が豊富で、言葉遣い一つについても細かなフィードバックがもらえ、出願期限ギリギリの際にも最後まできっちり時間をとって見てくれるなど、信頼出来る存在。
- エッセイ作成:自身のバックグラウンド、キャリアゴール、そしてMBAで行なえる活動の一貫性を重視して構成しました。
 ・当初別の学校を第一志望として書いていたものの、9月に行なわれた東京でのオックスフォードの説明会に参加し、第一志望に変更。他校とフォーマットが異なり1,000ワード×2エッセイという比較的長文のため、改めて一から作成。
 ・質問の一つは "Which recent development, world event or book has most influenced your thinking and why? (1,000 words)"という、かなり自由度の高いもの。迷いましたが、キャリアゴールなどとの一貫性を重視し、自身の業界における課題と、今後の自身のキャリアの中でどのように対応して行きたいか、という視点で内容を構成。

4.3 Letter of Recommendation
- 長所・短所含めて、最も自分の仕事、人となりを知ってくださっている人にお願いしました。
 ・1通は、前職で長くプロジェクトを一緒に行なった役員。志望動機、キャリアゴール等を電話で話した後、内容はお任せ。
 ・もう1通は、当時の直接の上司。自身で下書きをした後、上司に任せる。留学経験等ない方だったため、エッセイ同様のReve counselingと直接やりとりしてもらい、校正のうえ最終化。

4.4 Campus visit (Optional)
- 東京での説明会を聞いて急遽第一志望としたこともあり、実際にキャンパスを訪れたことがなかったため、英国出張を利用して学校を訪問しました。
 ・Open dayなどとは予定が合わなかったが、事前にAdmission officeに連絡しておき、見学、説明を受ける。
 ・また、SBSが連携しているISIS innovationというオックスフォード大学の技術移転機関にもアポを取り、訪問。エッセイにも、訪問予定はきっちり書いておき本気度をアピール。

4.5 Interview
- 練習:事前にReve Counselingを通じて面接トレーニング専門のカウンセラーを紹介してもらい、事前にCVとエッセイを送ったうえで練習を実施。一般的な質問に加えて、自身のCV/エッセイから特に気になる点はどこか、などフィードバックをもらえた点が有益。
- 実施方法:現地での面接とスカイプを選ぶことができました。第一志望、かつ最初の面接だったこともあり、オックスフォードのみ現地での面接を選択。Open Dayと合わせて実施のため、模擬授業や在校生とのQ&Aセッションなどがあり、合格後の判断にも役立つ。
- 日本人MBAの方と面談:日本人のMBAの方と連絡を取り、面接前夜に夕食を食べながらオックスフォードの具体的なカリキュラム・プロジェクト実施機会などについて詳細に話を伺う。
- インタビュアー:教授、またはセクターコンサルタントという、Career officeにいる非常勤スタッフである各業界の顧問などが担当。私は金融・コンサルティング業界経験の長いセクターコンサルタントが担当に。
- 面接の内容:これまでの業務内容、Why MBA/ Oxford、将来のキャリアゴール、という一般的な質問。CV、エッセイ自体はよく読み込んで把握しており、非常に友好的な雰囲気で会話を楽しみました。一点、どのようにMBAクラス、SBSに貢献できるか、という質問があり、これは前日に在校生と具体的な一年間の活動の話しを伺っていたことが功を奏して、具体的に応えることが出来たと思います。

5.合格通知〜入学まで
- 時期:1st deadlineの10月頭に出願し、12月初旬にメールにて合格通知が届く。
- 手続き等:Oxford特有の、オックスフォード大学、ビジネススクール、そしてカレッジの3つに所属するというシステムのため、若干手続きは煩雑。(一方で、入学後はよいことも3倍あります!)
- Visa:2011年7月より、政府が認めた高等教育機関への学生ビザは非常に簡易に取得出来るようになりました。貯蓄証明、卒業証明書なども準備しましたが、最終的にいっさい不要でした。
- Pre-sessional:英語に自信がなかった事もあり、1か月間Pre-sessionalに参加しました。入学を控えた学生が2週間~2か月程度の期間でコミュニケーションを学ぶもの。入学することが前提のため、英語学校等と比較して格安であること、ビジネススクール以外の友人が多数出来ること、カレッジに早めに入り生活のセットアップが出来ることなどから、時間が許す方は参加を検討する価値があると思います。

6.最後に
- まだ始まったばかりですが、オックスフォードMBAは座学はもちろんのこと、研究機関・投資機関と連携しながらのプロジェクトなど、実践的な学びの機会に満ちていることを実感しています。さまざまな投資機関、起業家がオックスフォードの学生に学びの機会をくれる、懐の広さと期待を感じ、今のところ非常に気に入っています。また、800年の歴史を持つオックスフォードの資産は大きく、毎日至る所で興味深いイベントが開かれており、生活も楽しめます。在校生の話を聞くのが一番と思いますので、本気で検討されている方はぜひ代表メールまでご連絡ください。